コネクターとギャッパー
連続系のストレートを狙いやすい手をコネクター、
これに準ずる、穴空きの手札をギャッパーと呼びます。
所謂、投機的ハンドに分類され、勝率からみると大した手札ではないのですが、
成功した時の見返りが期待出来る手札でもあります。
ストレートの完成に必要なカード
連続系、穴の幅、端か否かでストレートが狙える幅が変わります。
連続した真ん中の数字(54~JT)
567、67T、7TJ、TJQの4パターンでストレートになります。
フロップの組み合わせは、自分の手札を除く50C3=19,600通りが存在します。
1パターンあたり有効枚数(12 x 8 x 4)/6 *4パターン=256通り(1.30%)
連続した端の数字(32~A2,QJ~AK)
A45、456の2パターンでストレートになります。
A2やAKのような完全な端だと、ストレートになるパターンは1パターンのみ。
ストレートが狙いにくいので、端の数字は通常、コネクター扱いしません。
ワンギャッパー(53~QT)
AKJ、KJ9、J98の3パターンでストレートになります。
手札が、42、A3、KJ、AQになると、
ストレートが見込めないのでギャッパー扱いしません。
ツーギャッパー(52~KT)
J98、986の2パターンでストレートになります。
ストレートのパターンが2つしかないとコネクター系の扱いを受けないのですが、
ツーギャッパーは、何故か認められている?
ハンドとしてはダメダメ、ルースな私でも使う気がしないハンドです。
中途半端な上、投機的な面でも使えない・・・
スリーギャッパー(5A~AT)
もはやネタの域、ストレートパターンは234の1つだけです。
完全にバラバラのハンドと、ストレート確率大差ないんじゃないでしょうか?
この手札ならギャッパーがどうのこうのよりも、
単純にエースがある!だけの手札(ドミネイトだけはご勘弁)
ストレートドローとガットショット
後1枚でストレートなど、役が完成することをドローと言います。
コミュニティカード(ボードのフロップまで、残り2枚)
オープンエンド、インサイド、ダブルベリーバスター・・・、
ストレートドローは、全部で3タイプがあります。
ストレートドロー(オープンエンドストレートドロー)
Qか7でストレート完成!
○ ♣8♥9♥T♦J ○
※麻雀で言うと、45のような両面、有効牌部分が2つある。
麻雀の両面待ちよろしく、お手本のようなストレートドロー。
ガットショット(インサイドストレートドロー)
Tでストレート完成!
♣8♥9 ○ ♦J♠Q
※麻雀で言うと、35のような嵌張 or 12のような辺張、有効牌部分が1つある。
両面に比べたら見劣りする。
ダブルベリーバスター(ダブルガットショットストレートドロー)
わかりにくいですが、Tか6でストレート完成!
♥5 ○ ♠7♣8♥9 ○ ♦J
※マージャンで言うと、357のような両嵌(リャンカン)有効牌部分が2つある。
これが3牌ではなく2牌で出来ている状態。
ストレートドローとポットオッズ
フロップでストレートが完成すればいいのですが、
そんなうまい話はそうそうありません。
たいていの場合は、ストレートドローがたまに出る程度。
投機的ハンドで参加するなら、ドローでの動き方が重要です。
ポジションがある時に行きましょう。
自分の手札(ストレートドロー 概算勝率 約32%)
バックドアフラッシュドローもあるよ!
コミュニティカード(ボードのフロップまで、残り2枚)
現状ナッシング、そしてボードからはフラッシュの可能性が伺えます。
相手がフラドロの確率は低い。
手札にスーテッドが来る確率は23.52%(特定のスートなら、この4分の1)
自分がハート1枚、ボードにハート2枚あるので、
相手がフラッシュドローの確率は、さらに低下します。
相手のベットに対してどうする?
ポジションがある場合、相手のベット額を見て勝負するか否かが決められます。
コールすれば、無条件でターンまで見ることが可能。
概算の勝率は32%ありますが、ターンのみで考えると16%
相手のポットベットに対し、ターン+リバーの勝率で行けるとみて突っ込むと、
ターンでヒットしなかった時、どうすんだよおい、という話になってきます。
約6分の1の確率で、ターンが引けますが・・・、
この場合、ターンとリバーのベッティングラウンドで、
ポットを倍以上の大きさに出来るようじゃないとトータル収支マイナスとなります。
確率上のオッズとインプライドオッズ(将来的なポット)を合わせて、
コールするか否かを決めますが、この辺りは経験則によるところが大きいです。
極論、インプライドオッズで考えて問題ないところまで、突っ込めます。
(このため単純計算上、ドロー系はいないと決めつけると痛い目を見ることがある)
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