ドミネイトとは何か?
ドミネイトは支配するという意味を持つ言葉です。 手札Aと手札B 手札Aが手札Bに対し、圧倒的な勝率、優位を持っている場合。 手札Aは手札Bをドミネイト(支配)している。 逆に、手札Bは手札Aにドミネイト(支配)されていると言います。
ドミネイトされている状況とは?
実際にドミネイトされている状況を挙げてみます。
(確率は、引き分けを含め100%となります)
キッカー負けなど
約62% vs 約27%
たった1違うだけでこれだけの差があります。
大きい数字(A)が同じ場合、もう1枚の手札により圧倒的な優劣が生じやすい。
約69% vs 約28%
小さい数字(T)が同じ場合も同様、不利な戦いになります。
上位のポケット
約17% vs 約82%
ポケットが脆いと言われる所以の1つです。
ポケットはどの手札も強いのですが・・・、
相手が上位のポケットを持っていると絶望します。
約80% vs 約18%
ちなみに、ポケットペアを相手にした時に、
手札2枚のランクが低い場合も、勝率が壊滅的な水準となります。
最悪クラスのドミネイト
約8% vs 約90%
AToはそこそこ強い手札、しかし相性が悪いとこんな勝率になってしまいます。
(もっと酷いドミネイトもあります)
ドミネイトされていないケース
ドミネイトされているように見えても、
勝率的に見ると、微妙なケースもあります。
キッカーの用を成さない
約35% vs 約25%
キッカーによるドミネイトが狙えそうですが・・・、
5では、数字が低すぎてキッカーにならないケースが多い・・・
上位互換だが・・・
約65% vs 約33%
これは、ペアになった時のランクやフラッシュから見て上位互換ですが・・・、
ドミネイトに見えてドミネイトではないパターンです。
単純にカードのランクが2枚とも負けているだけの話。
2~Jの範囲でポケット以外の手札なら・・・、どれも上記と同レベルの勝率。
約7% vs 約2%
スーテッドとオフスート、スーテッドの方が上位だが、
フラッシュの可能性は低く、ほとんどの場合(9割方)で引き分けである。
元々の手札が弱すぎる
約70% vs 約28%
相性差以前の問題、ドミネイトされているのではなく単純に手札が弱いだけ。
ドミネイト系ハンドの勝率比較
JJ、JTs、AKoの手札が、どんなハンドに対し、
どのような勝率があるか、まとめてみました。
※この結果から・・・、一定の法則があることがわかります。
ドミネイト(勝率up)の条件
1.相手の手札のランクを超えるペアを持っている。
2.相手の高ランクカードと同じランクのペアを持っている。
※この1と2のドミネイトは非常に強力です。
3.相手より高ランクカードを持っていて、キッカーが同じ。
4.高ランクカードが相手と同じで、キッカー勝ちしている。
5.相手のキッカーよりも高いランクのペアを持っている。
6.相手のキッカーと同じランクのペアを持っている。
※3~6を満たす場合も、かなり優位。
ドミネイトじゃないけど有利
手札のランクが2枚とも相手のカードのランク以上なら有利。
1.オフスートの高ランク2枚の場合、
スーテッドコネクトを相手にしても有利です。
自分の手札がスーテッド、相手の手がオフスートなら、
さらにはっきりと優勢になります。
2.同じランクの手札で、スーテッドとオフスートなら、
スーテッド側が有利。
勝率差が3倍以上ありますが、9割引き分けなので微妙。
※これは相性差によるものではなく、単に相手の手が弱いだけ。
そこそこ戦えるケース
以上から、ドミネイトされると酷いことになるのがわかります。
被害を避けるためには、高ランクを含む手札で勝負するしかないのか?
1.相手のポケットペアよりも高ランクのカードが2枚あれば、
ポケットが若干有利という程度になる。
2.相手よりもランクの高いカードが1枚あるだけで、
その手はスーテッドコネクト相手でも、僅かに有利。
ドミネイト防止
スーコネのほか、Aがあるだけでもかなり大きいようです。
(ただし、Aは容易にドミネイトされる可能性あり)
※いい手でもドミネイトされる時はされます。
やはり、ドミネイト回避は糞手が最強か・・・
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