ホールデム・ポーカー入門 ルールと手役集

ポーカーと言えばテキサスホールデム!ポーカーの手役とゲームの流れ(ルール、アクション、ポジション)、ハンドレンジ、役やオッズの確率計算など、初心者や入門者にもわかりやすく説明します。

ハンドレンジとは、ゲームに参加する手札の範囲

たとえば、ポケットペアとA~Jが2枚そろった時のみ行くなら、 以下のようなハンドレンジになります。 ハンドレンジ:22+、AJ+、KJ+、QJ (22以上のポケット,AJs~AKs,AJo~AKo,KJs~KQs,KJo~KQo,QJs,QJo) この場合、1,326通りの内、174の手でゲームに参加するため、 参加率は、13.12%となります。 これはちょっと堅すぎる気がする。 ルース信条で、64oでも行くときゃ行く私からするとあり得ない堅さ。

ハンドレンジが狭いことによる悪影響

貯蓄大好き日本人らしく、みなさんハンドを絞るの楽しそうです。 ちなみに、私はハンドを絞るのが大嫌いです。 タイトのデメリット 1.手が限定化し、相手に完全にメタられる。 2.相手からチップを巻き上げられなくなる。 3.ブラフが通用しなくなる。 4.アンティやブラインドで削られ続ける。 タイトのメリット 1.コールやレイズによる失点が少なくなる。 2.状況判断がわかりやすい。 3.ドミネイトされにくい。

タイトプレイによる悪影響

例えば、先に挙げたハンドレンジ(ポケットペアとA~Jが2枚そろった時のみ行く) という方法でずっとプレイしていると・・・ どういう手札を基準として参加しているか丸わかりになってしまいます。 コミュニティカード(ボードのフロップまで、残り2枚 ドライなボードが出現すると、絵札以上確定ですね。 ベット?レイズ?コール?御冗談をということで、ホントに強い手札の人しか勝負に来ない。 コミュニティカード(ボードのフロップまで、残り2枚 逆に、こんなウェットなボードに遭遇すると、 強い手という信用を取りすぎてしまったため、ブラフをする余地がない。 67を使ったストレートドローなんて、どう頑張っても装えませんし。 こんなボードでベットしても、オーバーペアですね、と判断されるだけ。 セット出来た人でもない限り、まともに勝負してくれない。 ドロー狙いの他、フロップでツーペア、スリーカード、ストレートが確定という、 レアケースの人が来るかも?という程度。 タイトプレイの結果 スチール気味には稼げるが、参加回数が少なすぎて稼ぎが不十分。 強い手を作っても、相手が受けてくれない。 受けてくれる相手が見つかっても、 フロップ大当たりの化け物染みたハンド相手など、 ハンドを絞っているのに、負ける可能性が高い。 弱い手札でブラフするなんてプレイスタイルに反するし、 仮に良いポジションでブラフしても、 ポジションがある場合の参加は、タイトであっても信用されない(ルースと同じ扱い) (この文章は、ルース信者の偏見に満ちています) ルースプレイによるメリット タイトのメリットに、状況判断が容易、ドミネイトされにくい、 という点を挙げましたが・・・、実はこれ、ルースでも可能なんです。 ポジションがある時の、糞手勝負! これは、ポジションがあり、ドミネイトされていないという読みがあるから出来る。 タイトプレイをするような人は、A6とかいう手なんて眼中になかったりします。 つまるところ、64oはドミネイトされない手ということ。 さらに、下手な強い手よりも余程状況が読みやすい。 駄目で元々だから、あっさりフォールドできる。 失敗しても傷口が大きくならない。 さらに言うと、意外と勝率が高かったりします。  vs  64o側の勝率は34.73%!(AKsやAQs vs KKよりも勝率高いぞ!) 相手側が事故る可能性が十分にあり、 コンティニュエーションベット(CB)等のインプライドオッズも期待できます。 ※勝率が50%以下だから、行ったらいけないという訳ではありません。  ポジションとオッズを加味すれば、十分に元は取れます。

ハンドレンジは広く持とう

当サイトだけかもしれませんが・・・、ポジションがある場合のほか、 初心者の方は出来るだけハンドレンジを広く持つべきだと考えています。 タイトさ、パッシブさというのは後付けでどうとでもなりますが、 ルースさ、アグレッシブさというのは、後付けしにくい。 思い切ったプレイで吹っ切れてみませんか? 手札に対する偏見を持つ前に、いろいろな手を体験してみるのが良いと思います。 プレイスタイルと参加率 全体の参加率は、タイトにプレイする人程少なく、ルースにプレイする人ほど多い。 タイト:プレミアハンド、ポケットペア、上位Aや上位スーコネ、     無駄の削減、プリフロップで弱い手は全部捨てるためハンドレンジ(参加率)が狭くなる。 ルース:強い手とスーコネ等投機的ハンド、物凄く弱い手で勝負。     HJ,CO,BTN等、ポジションによってハンドレンジ(参加率)が広くなる。 どっちのスタイルでも言えますが、中途半端なハンドは、通常使いません。 これは、参加しても微妙な判断を求められるためです。 テーブル人数と参加率 トーナメント、フルリング、6max、ヘッズアップ(1vs1) テーブルの人数やポジションによって、ハンドレンジなどを変更しましょう。 参加率なん%が普通というのを見かけますが、 これは、テーブル人数やポジションによって大きく左右されるものです。 テーブル人数が少ない、ポジションがある時ほど、参加率は広く。 テーブル人数が多い、ポジションがない時ほど、参加率は狭くなります。 ※ヘッズアップなら、BTNは基本、全部コールか、全部レイズのいずれかです。  良い手なんか待っていたら、ブラインドで干されて、枯れ果てます。 最上部へ(上部に目次)