ストレート・ドロー系の確率と期待値
ポーカーにおいて、ドロー系の確率を理解していないと言うのは許されません。 とりあえず、出来れば強いから! というやり方を突っ走ると、無駄な賭け(出費)が多くなり、 ポット獲得による恩恵に見合いません。 今回は、計算が面倒なストレートドローの確率についてです。
ストレートの確率計算
ストレートを期待するのは、手札がコネクターの場合です。
コネクターの確率(フロップでの期待値)
JT、T9、98、87、65、54のコネクター群が最も期待できます。
ワンギャッパーや端のランク(数字)の場合、期待値が下がります。
ストレートで最も計算しやすいのが、
フロップ確定ストレートとダブルベリバスター(Wガットショット)で、
確率は上記のようになっています。
フロップとストレート
自分が手札2枚を持っている時のフロップのパターンは19,600
確定ストレート 1.30%(256/19,600)
ダブルベリーバスター 0.65%(128/19,600)
ここまでの計算は簡単です。
ストレートドローとは
後1枚あれば役が完成するという状況をドローと言います。
確定ストレートに必要なカードの内、2枚が出ればドローの条件を満たします。
重複分を除くと、上記のように9種類のドローパターンが存在します。
このパターンについて計算すれば良い訳ですね。
注意しなければならない点として・・・、
AKパターンとKQパターンの双方にAKQパターンがある等、
重複パターンを除外しなければいけません(12種28の重複パターンあり)
以上から、ストレート系は5,456パターンとなります。
フロップでの、ストレート系 27.83%(5,456/19,600)
ドローとガットショット
ストレート系で最も計算し難いのが、
ドロー(オープンエンド)とガットショットストレートドローです。
オープンエンドストレートドローの確率
ストレート全体の計算時と同様に、
オープンエンドストレートドローが成立する3種類のパターンを計算します。
KQ9、Q98の2パターンが重複するため調整。
この他、KKQ、KQQといった引きをすると、
スート(マーク)の関係上、計算方法が若干変わるため調整が必要です。
また、確定ストレートのパターンも除外しなければなりません。
(オープンエンドの場合、ダブルベリーとは重複しません)
ガットショットの確率
ガットショットの計算はさらに複雑さが増し・・・、
オープンエンドストレートドロー同様の計算方式のほか、
AQJT9のような、ガットショットもどき(ガットショットじゃない)の除外も必要。
確定ストレートとダブルベリーバスターも除外、
ガットショットの確率 16.81%(3,296/19,600)となります。
まとめると、コネクター(JT~54)はフロップで・・・、
確定ストレート(1.30%)、ダブルベリーバスター(0.65%)
ストドロ(9.06%)、ガットショット(16.81%)が期待できます。
フロップ移行は、ポーカーの万能簡易計算と、
インプライドオッズから確率、期待値を考えます。
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