キッカーは手役自体には関係のないカード
キッカーは、手役の構成に関わらないのですが、勝負を左右する大きな要素。
手役が同じ場合、ランク(数字)によって勝敗が決するのはご存じだと思います。
(知らない方は、先に手役一覧とランクをお読みください)
プレイヤーAの手札(プリフロップ勝率 約22.97%)
プレイヤーBの手札(プリフロップ勝率 約72.35%)
ほとんど同じ手札なのに、勝率に凄まじい差があるのがわかります。
ヘッズアップ(1vs1)の場合、チョップ(引き分け)約4.68%
QよりもKが強いというのも当然にありますが、QとKのキッカーとしての差が大きいです。
エースペア同士の戦いになった場合
フロップでコミュニティカード3枚(ボード5枚中3枚)が公開され、
お互いにAペアが出来た場合を見てみましょう。
コミュニティカード(ボードのフロップまで、残り2枚)
プレイヤーAの手(現状、Aペア・Qキッカー 勝率12.12%)(手札♠A♥Q)
プレイヤーBの手(現状、Aペア・Kキッカー 勝率85.05%)(手札♣A♥K)
おわかりいただけるだろうか?
仮にプレイヤーAがプレイヤーBに勝とうと思ったら、クイーンを引かなければならない。
Aを引いても両者スリーカード、5や3を引いても両者ツーペア・・・
役が同じなら、キッカーの強いプレイヤーBが勝ってしまう。
後は、キッカーがいなくなるフルハウスやストレートになるのを祈るくらいのものだ。
このような、役に関係のない勝負カードのことを、キッカーと言い。
キッカーが劣っている場合、キッカー負け、ドミネイトされてると表現します。
ハイカード同士の戦いになった場合
役がなにも出来ていない、ハイカード同士になった場合も、
カードのランク(数字)によって、勝敗が決まります。
コミュニティカード(ボード)
プレイヤーAの手(現状、Aハイ 勝率0%)(手札♠A♥Q)
プレイヤーBの手(現状、Aハイ 勝率100%)(手札♣A♥K)
両者ともAハイカードなのですが・・・、
2番目に強いカード同士の対決で、KがQに勝利します。
このため、プレイヤーBの勝利となります。
フラッシュ同士の戦いになった場合
フラッシュのように、手役の構成に5枚のカードを要する場合、キッカーが存在しません。
どちらにしろ、プレイヤーAには絶望しかありませんが。
コミュニティカード(ボードのターンまで、残り1枚)
プレイヤーAの手(現状、Aペア・Qキッカー 勝率0%)(手札♠A♥Q)
プレイヤーBの手(現状、Aペア・Kキッカー 勝率100%)(手札♣A♥K)
残り1枚をめくるまでもなく、もう勝負付いてます。
ストレートフラッシュできたぞ~☆と、ブラフしてプレイヤーBが信じてフォールドしない限り、
プレイヤーAには勝ち目がありません。
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